バイオレンスで兄妹なおすすめアニメランキング 4

あにこれの全ユーザーがおすすめアニメのバイオレンスで兄妹な成分を投票してランキングにしました!
ランキングはあにこれのすごいAIが自動で毎日更新!はたして2025年03月23日の時点で一番のバイオレンスで兄妹なおすすめアニメは何なのでしょうか?
早速見ていきましょう!

76.6 1 バイオレンスで兄妹なアニメランキング1位
アクダマドライブ(TVアニメ動画)

2020年秋アニメ
★★★★☆ 3.8 (373)
1281人が棚に入れました
遙か昔、カントウとカンサイの間で戦争が起き、世界は分裂した。カンサイはカントウの属国となり、独自の発展を遂げていった。しかし、政治と警察力は衰退し、犯罪が横行。その犯罪者を“アクダマ"と呼ぶ――。 本作品の舞台となるのは、高度に発達しながらも歪んだ社会。その中で、アクダマたちはいかにして自分らしくあろうとするのか。一堂に会したアクダマたちの美学がぶつかり合う。

声優・キャラクター
黒沢ともよ、梅原裕一郎、武内駿輔、堀江瞬、緒方恵美、木村昴、櫻井孝宏、大塚明夫、花守ゆみり、榊原良子、内田真礼
ネタバレ

ぺー さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

浪花節な古事記

オリジナルアニメ 

“アクダマ”とは作中でいう犯罪者のこと。そう言えばいいのにしてないのはそういう世界だから。
その昔「カントウ」VS「カンサイ」で戦争勃発。カントウが新型爆弾を落として決着。焼け野原になったカンサイの復興を助けたりもしてカンサイ人はカントウに感謝するようになった、とのこと。

メタで馴染み深いものが仕込まれてそうですが、当該世界はオリジナリティあるんじゃないかしら。
2020秋スタート新作の中では第1話の引き込みがぶっちぎりで良かったのがこれ。構成がしっかりしてるとか心情描写が丁寧だとかいうのをいったん置いときまして

 {netabare}作った人の頭ン中を覗いてみたいぜ!{/netabare}

人間の想像力は際限ないなと実感できる“架空の世界”を堪能しちゃえばええじゃないかと思うのです。
“アクダマ”が疾走(ドライブ)する全12話。IF世界の近未来モノ。今年2020年でいえば『ドロヘドロ』と同じくどうも言葉に落とす作業が難儀な作品です。「1話観て合いそうかわかるよ」死体がゴロゴロ転がります。そこ本筋ではないもののそれ自体が嫌という方には撤退を推奨するくらいでしょうか。

【アクダマ's】
 詐欺師(CV黒沢ともよ)
 運び屋(CV梅原裕一郎)
 喧嘩屋(CV武内駿輔)
 ハッカー(CV堀江瞬)
 医者(CV緒方恵美)
 チンピラ(CV木村昴)
 殺人鬼(CV櫻井孝宏)

愚連隊は黒澤明の時代より七人と決まってるのかどうなのか。
その七人の通り名には当たり前だが意味がある。
そして通して観ると「進むべき道は自分の意志で決める」真っ当なメッセージも伝わってくる。
突拍子ない世界に私達が置き去りにされないのは基本的なお作法を心得ているのもあるやもです。

アニメに求めるものの一つは表現手段として実写ではしょぼくなると思しきものをいい意味で見せつけてもらうことだったりします。それを満たしてくれた良作ですね。

■むしろ…
『ダンガンロンパ』と比較される本作ですが、肝心のネタ元を知らない私です。
むしろ『PSYCHO-PASS』との既視感が強いかしら。アクダマ認定のオートマティックぶり。某執行官ばりに現場で処刑実行できる公務員の存在。そんな世の中に感じる居心地の悪さなんてのもそうです。
{netabare}さらにサイコな殺人鬼役に櫻井孝宏さん。ダメ押しで公機関の女ボス格に榊原良子さん。榊原さんがどーんと鎮座してると悪の組織風味が何倍か増しますよね。{/netabare}



※妄想劇場

■大大阪(だいおおさか)の衰退

大正末期~昭和初期。大阪が東京を凌駕していた時代を指してこう言う。何年か前に通天閣で大大阪展やっててそれで知ってました。約100年前の大阪イケイケどんどんぶりは白眉ものでしたよ。
そして現在…ってことになるわけでして結果は東京への一極集中。いろいろ理由はあるんでしょうが

{netabare}東海道新幹線開通{/netabare}

{netabare}東名高速道路その他インフラ投資が高度成長を後押ししました。導かれるはリアルでの大阪の没落そしてアニメでシンカンセンの神格化。なんとも皮肉が利いてます。
またこれ“財政健全化”“国民の借金いくら”“角栄の頃と違い公共工事に効果はない”と捉えてる層にとっては、公共工事アクダマ論に乗っかり「そんなのを神聖化するなんて…プークスクス」とさらにマウント取れることでしょう。なお私の意見は真逆です。{/netabare}

蛇足で劇団☆新感線も出自が大阪芸術大学だったりするのもなにかの意図を感じます(しません)。


■暗喩なのか妄想なのか

大阪を好きなのか嫌いなのかよくわかりませんが、無関心ではいられないというのは伝わってきます。
く○るのたこ焼きが500円と現在より安価。デフレーションでも起きているのでしょうか。

{netabare}ハンコも消えてない(笑) このハンコで一元化って仕掛けは面白かったですね。きっと文化と認められての発展形をアニメで描いたのでしょう。そんな発展形ハンコのもたらす災厄を描いてたこともあって、マイナンバーみたいに“国民総背番号制”一元管理どうかと思う層には「ほら見たことか」とウケが良かったかもしれない。なお私の意見は真逆です。{/netabare}

作品チュートリアルなウサギくんとサメくんの寸劇は有難かったですね。ウサギとサメの組み合わせで
{netabare}真っ先に思いつくのは“因幡の白うさぎ”だったりします。文章上のワニ=サメと解釈するのが一般的。その寓話の教訓とは?

1.思いやりの心をもっていると、幸せな結末が待っている
2.余計な振る舞いは災いを招く

といったところでしょうか。本作の展開結果に通ずるものがあります。{/netabare}


とここまでの垂れ流しをご容赦をば。
カンサイという近未来大阪風味な街で繰り広げられる大騒動。やや陰惨でディストピアな世界だからこそ他人様の優しさが沁みる。地でいく娘主人公の立ち居振る舞いに心打たれます。

 思いやりの心をもって迎える結末は幸せなのか不幸なのか?
 余計な振る舞いが招いたのは災いなのか未来への光なのか?

各々で捉えようのある結末も好感度高し。

 馬鹿な出会いが利口に化けて よせばいいのになんとやら

人生どう転ぶかわかんないもんですよね。


{netabare}結局のところ“医者”の年齢は不明のまま。おいくつだったのだろう?{/netabare}



視聴時期:2020年10月~12月 リアタイ   

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2020.12.30 初稿
2021.09.25 タイトル修正

投稿 : 2025/03/22
♥ : 50
ネタバレ

take_0(ゼロ) さんの感想・評価

★★★★★ 4.3

エンターテインメントとしては一級品と評価。

一気見した。
過去に映画作品等で似たような作品は確かにあったと思う、しかし、この作品はこの作品として力のある作品と評価。

メインどころとして活躍するキャラクターはそれぞれ、大きな罪を背負った人物たち、所謂アクダマである。
ただ、この割り切りが正解かどうかはわからないが、この作品の中ではそれぞれのキャラクターにハクがついている程度の意味しかない。要はキャラクターの個性を紹介するラベルでしかないという事だ。
確かに過去エピソード紹介等でやったことを事細かに紹介されたりしたら、見方は変わるかもしれないけど。

とにかく、それぞれの特色を持ったプロ(スキルは一般社会では受け入れられないものだけど)が依頼された仕事をプロとして貫徹すると・・・。
そして対立する側もプロとしてアクダマを駆逐しようとする・・・(最終的にはいろいろとゆがみが生じるけどね)。

安易に言えないけど、善悪を横に置いてしまう作品だと思う。
こういう作品は大きな魅力を持つか、圧倒的に受け入れられないかのどちらかになりそうな昨今だけど、私的には「エンターテインメントとして」楽しみたいと思うし、楽しめた。

物語の設定は非常にユニーク。
カットインでウサギとサメが解説してくれているので理解も早い。
あらすじ的なことはいちいち説明するつもりはないのだけれども、設定も作画の雰囲気も強烈な個性を持っているし、世界観もしっかりしている。
それぞれのキーとなるガジェットも個性的で素晴らしい発想だと思う。
物語の流れについても、細かいツッコミをさせないだけの力があると思う。

それにしても、各キャラクターがクセがあって面白い。
前述したように、この手の作品と言うのは洋画で数は少ないが似たものを見たことがあるし、キャラもサンプル数は少ないもののテンプレ的ではあると思う、しかし、それをそう思わせない力があるのだ、
キャラ絵自体も一因ではあるのだけれども、それ以上に声優さんだ。
この作品の声優陣、すごくないっすか。
それがアクダマ側にも処刑課側にも配置され、がっぷり四つに組む。
これは、観ておく価値ぜったいあるっしょ。

あとカントウ潜入後・・・、一体カントウはどうなってんだと思っていましたが、そういう落ちでしたか。
完全予想外とまではいかなかったですが「ほほーん、そう来ましたか」とは思いました。
状態については予想の一つとしてイメージていたものとかすっていましたが、
{netabare} 不老不死の二人を永遠に生き続ける劣化しない量子コンピュータの記憶デバイスとして使おうって発想は無かったです。 {/netabare}

まさか、カントウバトルの決着が、
{netabare} サマーウォーズとZガンダムとは思いませんでしたが(ディスリではないです。単純な感想です。 {/netabare}

そして、最終盤にもう一つどんでん返しがありましたね。
ここも、一工夫あって面白かったです。
一般人が社会をダマす詐欺師へ化けた瞬間ですね。

エンディングは・・・、
多くは語りませんが、それぞれがプロとしての仕事をして、去っていったという事でしょう。
最後の最後のひとかけらに、仕事ではなく、人間の意地というか「思い」が乗っていた気がしたのも良かったと思います(私の主観ですがね)

さて、最後に不遇な境遇を持ったあの二人にはどうなったのでしょうか(どうなるのでしょうか)。
ここら辺の余韻をもった終わり方も、映画的だと思いました。

・・・これって、ハリウッド映画的な何かにもできそうな作品ですよねぇ。
アニメ好きとしては、これで完結していてよいのですが。
この作品に共感して何か起こそうとしてくれるような人があちらにもいると嬉しいなぁ。

この作品は悪は悪でしょ、認められないってタイプの人には向かないと思います。いわゆる情をもって行動をしているのは一般人(詐欺師)だけで、あとは本当に仕事をしているだけです。
だからいいのですが、合わない人もいるでしょう。

でも、観る価値のある作品です。
私的には、機会を見つけてぜひ見てほしい作品です。
この手の荒っぽい作品では、珍しく、ちょっとオススメしたいと思える作品です。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 18

えたんだーる さんの感想・評価

★★★★★ 4.4

「カンサイ」とはまたザックリな…。(どう見ても大阪ですが何か?)だが、今期ダークホースはこれかも…? → カンサイがあれば当然カントウもありますが、よもやあんな有様とは!

[総評]
最終回のみ、サブタイトルは「アクダマドライブ」で映画のタイトルの引用ではありませんでした。本作のSF的な設定のいくつかは、ありがちといえばありがちな物ではありましたが、アクダマそして処刑課の面々が活躍する舞台装置として良く機能していたと思います。

カンサイのランドマーク的な物は我々のよく知る建造物のアレンジで、なじみがあって良かったです。キュウシュウが健在で生産拠点として機能してたらしいですが、そこの詳細は謎のまま終わりました。

話はちゃんと終わっているので続編的な物は考えにくい最終回ですね。

シリーズが継続するなら観たいですが、最終回の内容からするとキャラクターをそのまま登場させたければエピソード0とか外伝的な物にしかならなそうです。

カントウやカンサイの作中での状態になるまでの前日譚なら興味は持てますけど、無理に続編作ってこの世界の謎を説明してもらわなくてもそれはそれで良いかな…。

なかなか面白かったです。海外の反応も、わりと良かったんじゃないでしょうか。

== [下記は第2話まで視聴終了時のレビュー: 以下、追記あり] ==
『ダンガンロンパ』の制作陣でお送りする先が読めないオリジナルテレビアニメ、といった趣きの作品で第2話まで観た時点でこのレビューを書いています。

作中ではメインキャラクターでも役職名などで呼ばれていて、固有名詞的な物は公式ホームページでもエンドクレジットでも出てこないようです。これを貫き通すかどうかは謎…。

各話サブタイトルは、第3話予告までの感じだと犯罪やスパイなどが関係する映画のタイトルが採用されているようです。

第1話:『SE7EN(セブン)』
第2話:『RESERVOIR DOGS(レザボア・ドッグス)』
第3話:『MISSION:IMPOSSIBLE(ミッション・インポッシブル)』

背景美術はちょっと映画『ブレードランナー』っぽい感じの色彩豊かな近未来都市といった趣き。「シンカンセン」は知ってる「新幹線」と違う(笑)!

都市景観は現実の大阪が近未来的にアレンジされた感じですが、作中ではっきり「大阪」とは言わない辺りは何かの配慮なのかもしれません。配慮できてない気がするけど(笑)。

キャッシュレス決済が進んでいるっぽい世の中で、頑なに現金払いを要求する第1話のタコ焼き屋のおばちゃんは確かに大阪っぽいかも。

カンサイ(いや、大阪でしょ(笑))は作中での大きな出来事の後、「アクダマ」と呼ばれる凶悪犯罪者が暗躍するような街になっているようで、特にミナミ区とかは治安が悪いらしいです。

第1話では、いろいろとあってアクダマの大暴れに巻き込まれてしまう黒沢ともよ演じる「一般人」とおよそアクダマとは呼べない「チンピラ」を含むメインキャラ7人の顔見せ。

黒沢ともよの演技的には、バンドリの美咲ちゃん(ミッシェルの中の人)のような、「一般人ぶってるけどおまえ本気でそう思っているのか」感が漂ってきていました。(← 個人の感想です)

そして第2話では騒動の黒幕により状況が明かされるのと「敵」キャラクターの存在が明らかになるといった感じでテンポ良くストーリーは進んでいます。

ノーマークでしたが、視聴前からの意外性という意味では2020年秋クールでは本作が一番でしたね。スタジオぴえろをナメていました、ごめんなさい。

とりあえず面白かったので、今後も期待しています。
== [第2話まで視聴終了時のレビュー、ここまで。] ==

2020.12.19追記:
カンサイそして処刑課のボスの行く末は気になりますね。

2020.12.25追記:
作中人物の状態と、EDでのキャストのクレジットのされかたにはこだわりがあって良かったです。

新幹線の高架の残骸が十字架に見えましたが、あれは「救世主」を示唆するなかなか良い演出だったと思います。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 42

52.9 2 バイオレンスで兄妹なアニメランキング2位
pupa(ピューパ)(TVアニメ動画)

2014年冬アニメ
★★★☆☆ 2.7 (511)
2648人が棚に入れました
2人で生きてきた長谷川現と夢。ある日、謎の赤い蝶を見た夢の体は未知のウィルスに冒され、ヒトを食べる異形になってしまった。現は、そんな妹に餌として自らの肉体を捧げる。
ネタバレ

阿紫カービィ さんの感想・評価

★★★★★ 4.7

エリ・エリ・レマ・サバクタニ

9月 某日

ちょっとした お祝いのパーティを
私のお家で 開きました

私には 友人が少ないのですが

誰かが誰かを
連れて来てくれるものですから

この日は 30人以上もの
錚々たる顔ぶれが揃い

「お久しぶり」「初めまして」が飛び交い
各々 好きなことをし お話をし
笑顔が溢れる

夢かしら? そんな空間がありました

私にとって
皆が ただ ただ楽しい時を過ごすこと以上の喜びはないのですから


{netabare}趣味の良いのか 悪いのか解らない
音楽が流れ

大きな手が紡ぐ
ギターが唄い 愛が躍る

ダウナーな映画が映り
(私が所有している映画は…ひとり隠れ観るような作品ばかりばかりですので…)

そんな中で
ヤン・シュヴァンクマイエル氏の
「ルナシー」は好評でした


暫くして
遠くから「pupa」のOPが聴こえた時には

まるで 隠していたポルノが
見つかってしまったような恥ずかしさが襲いまして

急いで
これは…と 制止したのですが

「好きだ」という稀な方がいらしたことと
「観てみたい」という声に押され

赤ら顔 そのままに
その場を離れたのです

よく
「グロい」「訳が解らない」などの
散々を 言われている作品なものですので

少々心配でしたが

私が 別の場所で「お騒ぎ」している間にも
ずっと ずっと
「pupa」の
「音(気配)」がしていたものですから

気に入ってくれたのかしら?
本屋に檸檬 の気持ちでした


すると なんということでしょう!

ピュパ♪ピュパ♪と
唄う人が続出する という

異常事態になっておりました…{/netabare}


さて この作品

登場人物は わりと多いのですが

兄の「現(うつつ)」と
妹の「夢」
ふたりの 両親

この4人だけを注視すれば 興味深いお話に変わる様に思います

主に「現の語り」でお話は進むのですが

誰が「本当」を言っているのだろうか
なにが「真実」なのだろうか が
解りにくく描かれており

謎が 心地よくばらまかれているのです が

「母親の語り」が真実なのだと
私は思うのです


「pupa菌」という謎のウイルスに感染すると
身体に なにかしらの「変化」が起こる…等
いくつかの設定はあれども


設定は 有って無いようなものですので
あまり気にしない方が良いでしょう


序盤に 夢ちゃんが 獣の姿になり
むやみやたらに 人を食すシーンがあるのですが

私は「擬獣化」だと 解釈しています

「擬獣化」することで
「人を食らうは 獣の所業」とでも
伝えているかのように 思えるのです

母親の語りからも
夢ちゃんには 生まれながらに
「食人」の嗜好があった と考える方が 自然ですし


現は
pupa菌の感染者

肉体が破壊されようとも 直ぐに回復し
不死身である という特徴があります

現は
「お兄ちゃんだから 妹を護るのは 当たり前だ」
という理由から

夢ちゃんの 「活き餌」になるのです


人は
自らが タブーだと思う
「行動」や「想い」に 正当な理由をつけたがります


現は その 典型であるかのように

「生い立ちの記憶」を
自分の都合の良いように 改竄し
「義務づけ」し「理由」にして

夢ちゃんへの「愛」を隠している(認めない)のです

現は
「愛する人に頼られる」ことが幸せで
「愛する人に食べられる」ことが悦びと
心では感じているのに



ふたりの「食事」のシーンは
ベッドシーンのように とても官能的です

しかし 流れる音楽が
陽気で 柔らかいので

その 歪さが
不穏で 奇妙で
みるたび 私は引き込まれるのです



彼は
彼女だけを見て
彼女だけの 名前を 何度も何度も呼んでは
すべての「痛み」は快楽だと

彼女は
何処かの 遠くを見
「おいしい」とだけ


そんな 愛の お話

よくある お話 なのですから
理由づけは 不要なのです



そして
夢 も 現 も
境い目は ないのかもしれません

あの日のパーティーは 今も
続いているのですから





文章を 昔風?に
こねくりまわしてみたものの
ダメだー 難しいー!

お目汚し ごめんなさい
頑張ったんですけどね(汗)

読んでくださり ありがとうございました!



追悼のざわめき

投稿 : 2025/03/22
♥ : 26

▒▒▒ ⇒ムフ♪ さんの感想・評価

★★★★☆ 4.0

やっぱり評価悪いなぁww

私は何故か凄く気に入っている(๑•̀ㅂ•́)و✧

理屈抜きで感覚だけで見たせいだろうか?!

だから、何がいいとは言えまへん(●´σ‥`)ホジホジ


あにこれのレビューを見てると、理屈だけでアニメを見てる人がいるけど、
それは幸せなのかな?と思ってしまう……

理屈にも心地いい人のと、悪い人のもあるし、結局アニメもレビューも、ただ単に好みかな( ゚ー゚)ウ ( 。_。)ン

投稿 : 2025/03/22
♥ : 4

ユニバーサルスタイル さんの感想・評価

★★★★★ 4.2

化物となった兄妹の禁断の愛?

PVでの不気味な映像や、究極の兄妹愛とかTVでは厳しいグロ描写・カニバリズムという触れ込みで、放送前から一部では話題になっていました。


自分もこのアニメはかなり早い段階から楽しみにしていたので、正直ぶつ切り・説明不足・モザイクだらけの今回のアニメ化は非常に残念でした。


妹は人を喰らう化け物に、兄は不死身の体となり、それでも二人で生きていく・・・話の筋としては面白いのですが、

上記のような毎週何が始まって何が起こっているのか良く分からない状況はマズイと思います。


妹の夢と兄の現(うつつ)、その名の通り夢うつつを映し出したような幻想的な映像をもっと見ていたかったですね。

キャラクターの陰惨なやり取りをクマのぬいぐるみで表現する様子は、輪るピングドラムの荻野目苹果ちゃんの一家を連想しました。

また、夢が現を食している間流れるやたらメルヘンチックなBGMが、いっそうその光景を異常に見せる効果を出していたと思います。


夢/cv:木戸衣吹さんと、現/cv:島崎信長さん両名の演技は素晴らしかったです。

それからOP『pupa』は木戸さんと山崎さんの声が絶妙に合わさって、中毒性のあるアニソンでした。


なんだかんだで最終話の特別編のような回が、案外一番面白かったです。

ショートアニメならばいっそのこと、あの感じに振り切って作った方が上手くいったかもしれません。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 9

65.2 3 バイオレンスで兄妹なアニメランキング3位
兄に付ける薬はない!(TVアニメ動画)

2017年春アニメ
★★★★☆ 3.4 (104)
459人が棚に入れました
中国の人気Webマンガ「快把我哥帯走」を原作としたアニメ。バイオレンスな妹がおバカな兄を殴る蹴る!兄弟愛!恋!グルメ…?など全部入りの学園コメディ。監督・脚本は「やわらか戦車」「アグレッシブ烈子」「英国一家、日本を食べる」など数多くのアニメ作品を手がけているラレコが担当。

声優・キャラクター
中村悠一、雨宮天、小野賢章

Lotus さんの感想・評価

★★★★★ 4.6

意外と…

全12話

【感想】
「5分アニメだし、中国のアニメ会社が制作したのか…絶対つまんないだろ」って思っていた自分をぶん殴ってやりたいです。

1話視聴してから「あれ、面白いぞ」と思い、そこからハマりました。自分勝手な偏見で良し悪しを判断してはダメだなぁとこの作品を見て気づかされました。

また、OPがかなり気に入ったので早速ダウンロードしました。

【まとめ】
最近の5分アニメは侮れません。騙されたと思って是非、ご覧下さい。

投稿 : 2025/03/22
♥ : 4

67.4 4 バイオレンスで兄妹なアニメランキング4位
兄に付ける薬はない!2(TVアニメ動画)

2018年夏アニメ
★★★★☆ 3.5 (57)
262人が棚に入れました
学園ライフをコミカルに描き、中国では累計約30億回の再生回数を誇る人気WEB漫画「快把我哥帯走」が原作。1期は、2017年春より日中両国で放送・配信。第1期と同様、イマジニアが、アニメーション制作、及び、日本でのTV放送までのコーディネート業務を担当。アニメーション制作は「アキンド星のリトル・ペソ」(プロデュース イマジニア株式会社)「がんばれ!ルルロロ」等のファンワークスが共に進行しております。脚本、監督は「やわらか戦車」、「英国一家、日本を食べる」、現在「アグレッシブ烈子」がNetflixで配信され海外を中心に話題沸騰中のラレコが担当。ファンワークスがアニメーション制作を担当する。2018年7月より放送・配信。

声優・キャラクター
中村悠一、雨宮天、小野賢章、花江夏樹
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